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zoom RSS 外壁・石垣・・・そして総まとめ

<<   作成日時 : 2015/12/30 08:27   >>

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2006年12月に始まった大坂城スクラッチ・・・ その間、度重なる中断や脱線で、ここまでまる9年もかかってしまいました。すみません。
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しかも、2008年1月の段階で上の写真程度まで仕上げながら、細部の造りこみの甘さから、その後の長い熟成期間(?)の間に、自分でも気になる部分があれこれ出てきて・・・その中でもどうしても納得できなかったのが、下見板張り仕様の外壁と天守台石垣。
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これが、2007年12月の段階で試作していた下見板張り外壁パーツ。あの頃は、ま、これくらいでいいや、というレベルだったんですね・・・  
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今年になって、ようやく普請再開した時点でもこの程度・・・こんな下見板張り、ないわな・・・

結局、自分で自分に納得がいかなくなり、外壁パーツの総作り変えを決心したのでした。1/100スケールなんだから、それくらいしないとあかんやろ!と自分に渇入れ。 
下見板や押縁の間隔は松本城などを参考に全て細かく貼りなおしすることに・・・ 外壁の全部ね・・・(涙)

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で、これが現在の外壁仕様。ようやく下見板張りっぽくなりました・

そして、外壁と同じく、ダメ出ししたのが・・・
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 これも2007年に一旦完成させていた天守台の石垣
プラ板にパテで作った石パーツを石垣みたく1個1個貼って(積んで)いくようなちまちました作業で野面積みっぽさを追求し、これも当初はその出来栄えに満足していたのですが・・・
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どうしても気になってきたのです・・・石垣の反り。 
 関が原前後の築城最盛期の石垣と違い、天正頃の石垣は勾配はゆるく、反りはほとんどないのが特徴。
 
なので、組みあがっていた天守台を一旦バラして、あらためて全体の反りを抑え気味に石パーツを貼りなおし。
・・・そんなこんなで仕上げた天守台石垣。
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もし、いつかこの豊臣大坂城天守の実物をどこかでお見せする機会があるとしたら・・・まあ、天守本体は細かいところ、雑な部分もあるので、少し遠目にでも見ていただくとして、しかし、この石垣だけはじっくり見ていただきたい! 1/100スケールはこのためだった!と言いたくなるほどに、この時代の石垣のらしさを追及しました。
だって、石パーツを1個1個ホンとに積んだんですから〜、とほほ。

ということで、9年前、方眼紙に手書きで正面図、立面図を起こすことから始まった豊臣大坂城天守フルスクラッチ。本丸図からわかる平面サイズ、そして冬の陣図屏風の姿を元に、できるだけその姿を忠実に想定復元しながら、しかも法隆寺大工らしいバランスの良い美しさをめざしました。軒の出や棟高、屋根勾配などは、同時代の他の天守を参考に、平均的な数値を当てはめて・・・
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ようやく「こんな感じかな」とたどり着いた姿は、結果的に基本シルエットが白銀比で構成されるという、これも法隆寺大工との因縁めいたものを感じるものに。あとはこれを立体化したときにも、伸びやかさと安定感を兼ね備えた美しい姿になるか、結局、今回の大坂城天守スクラッチの一番のこだわりポイントはそこだったかも。
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      赤枠の縦ヨコ比が1:1.414、つまり白銀比(大和比)
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 かくして9年間・・・ブログタイトル通り、あっちこっちに「よれよれ」しながらの9年間・・・
 ようやく形にできました。

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 9年間ちんたらした挙句、大坂夏の陣400周年の今年中に完成、などと勝手な期限を自分で設定して、何だか最後の方はどたばたな普請現場でした。あらためて見直すと、細かい所の雑さ加減がまだ目に付きます。
いずれ、そんなところにちびちび手を加えていくことになるでしょうが、とりあえず当分は城普請から自分を解放いたします。
 しばらくは、9年ごしで実現した僕の思い描く豊臣大坂城天守の姿を、しげしげ、にやにや眺めながら過ごすこととして、今年はこれにて終了。
 来年は・・・放ったらかしのままのマットジャイロ編、復活かな・・・
 
 ではでは、みなさま、良いお年を。

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コメント(2件)

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完成、おめでとうございます!こだわりが本当によく作品に結実していて、拝見していて見飽きません。美しいです。石垣がすごいです。来年のホビーショーに豊臣大坂城をと思っているので参考にさせていただきます。
おりんぽす
2015/12/31 01:42
おりんぽす様、
私の方こそ、毎回の作品の細やかな仕上がりに感服しつつ、楽しませていただいております。珠玉の作品という言葉がぴったりですよ。
雪の清水寺、感動しました!
ホビーショーの豊臣大坂城も楽しみにしておりますよ。

ではでは、どうぞ良いお年をお迎えください。
プラ大工
2015/12/31 19:55

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